今回はいただいた質問に答えます!
「プロ野球ニュースを見ていると「貯金」「借金」と言っていますが、それはどういう意味でしょうか?」
野球観戦に興味を持ち始めるとスポーツニュースを見るようになると思いますが、「貯金」「借金」など聞き慣れない言葉があると思います。
用語は覚えていくと野球観戦がより楽しくなっていくので、少しずつ覚えていきましょう!
プロ野球の「貯金」「借金」の意味
貯金、借金は
勝ち数−負け数
のことを言います。
チームが勝ち越しているときは「貯金がある状態」で、負け越しているときは「借金がある状態」
になります。
プロ野球の年間試合数
プロ野球は年間で143試合(内18試合交流戦)戦い優勝を争います。
例えば、シーズンが終了した時点で「85勝58敗」の場合は勝ち越しが27なので、「貯金27」ということになります。
「46勝97敗」の場合は負け越しが31なので、「借金31」ということになります。
交流戦によって、セリーグの全球団が借金生活に!?
普通、各リーグで戦っていれば勝ち越すチームもあれば負け越すチームもあるので、貯金、借金が必ずあります。
しかし、2015年のセリーグでは全球団が借金生活になるというチン現象が起きました。それは交流戦があることで起こる出来事で、パリーグがセリーグに対して大幅に勝ち越したことで、勝ち星をパリーグに持ってかれてしまいました。
そのため、一時的に全球団が借金生活という事態が発生したのです。
プロ野球史上、最大の貯金
プロ野球史上最大の貯金を作ったのは、1950年の松竹ロビンスで「63」の貯金を作りました。そのときの試合数は137試合で、98勝35敗4分、勝率は.737でした。約4回に3回は勝っていることになるので、相当強いチームだったのでしょう。
2000年代に入ってから最大の貯金数は、2012年の読売ジャイアンツが記録した「貯金43」です。