プロ野球の春季キャンプで選手の直筆サインをもらうためには?

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プロ野球のファンとしては、やっぱり応援している選手のサインをもらいたい!と思うものですが、そう簡単にサインをもらえるものではありませんよね。オークションで買うのも何か違う気がするし、球場のショップに並んでいるレプリカサインボールよりも、やっぱり直筆のサインをもらいたいのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが「プロ野球のキャンプ」

今回は沖縄に1週間滞在してプロ野球のキャンプに張り込んで体験した僕が、選手から直筆サインをもらう方法やコツを紹介していきます!

目次

春季キャンプでサインはもらえるの?

結論から言うと、プロ野球の春季キャンプで選手からサインをもらうことは可能です。

普段のペナントレース中に選手からサインをもらうのは簡単ではありません。練習の合間にエキサイトシートなどの金額が高い席の場合はもらうことができますが、その他の席でサインをもらうのは基本的に不可能と思って間違いありません。

その反面、キャンプでは選手もペナントレースよりも余裕があるので、サインを書く時間を確保することができます。

チームにもよっては、ファンサービスが重要と考えている球団もあるので、積極的にファンサービスを行っている球団は有名選手からもサインをもらうことができます。

ベテラン選手や人気選手はサインをもらいにくい?

これは僕の体感ですが、ベテラン選手や人気の選手からはサインを貰いにくい傾向にあります。人気の選手からサインを貰いたいファンは多くいるので、一人にサインを書き始めるとファンが群がって練習にならないという事態になってしまいかねません。

そのため、ベテラン選手がファンサービスが悪いというよりも、球団から「サインを控えてくれ」と言われていることもあるのかもしれません。もちろん、ファンサービスが悪い選手もいれば、ベテランでもファンサービスが良い選手もたくさんいます。

一概には言えませんが、傾向として覚えておくと良いかもしれませんね。

春季キャンプで選手にサインをもらう方法【準備編】

選手にサインをもらいたい人が、ハマってしまいがちな落とし穴は「どこにどうやってサインをもらうか」を決めていなくて、結局思ったようなサインをもらえないということ。

サインをもらうチャンスが巡ってきても、準備が整っていなかったらそのチャンスを最大限に生かすことはできません。何を隠そう、僕自身がサインをもらう準備ができていなくて、チャンスを生かし切れなかったことがあります。

今思ば、初めて沖縄キャンプに行ったときが一番チャンスが巡ってきましたが、チャンスを生かし切れなくて後悔をしております。

なので、みなさんにはチャンスを最大限に生かしてもらうために、しっかりと準備をしてから臨むことをおすすめします。そのために今から準備することをお伝えします。

選手からどんなサインをもらいたいかイメージしておく

プロ野球選手選手にもらうサインのイメージは、

阪神タイガース岩田選手のサイン

こんな感じではないでしょうか?

しっかりとした色紙に太く力強い字で書いてあるサインを部屋に飾りたいですよね。ですが、このサインをもらうのは簡単ではありません。一歩間違えれば、

日ハム時代の陽選手のサイン

こんな感じで、なんとなく細っちい感じになってしまいます。

また、サインは色紙だけではなくて、「ボール」や「ユニフォーム」などにも書いてもらいたい人もいると思います。

そのボールにもらうサインも理想的なサインは

ベイスターズ時代の吉村裕基選手のサイン

こちらのような感じで白い側面いっぱいに書いてもらって、部屋に飾りたいところですが、こちらも準備不足で一歩間違えれば、

こちらのように、同じボールに複数の選手のサインが集まってしまい、何だかわからない状態になってしまいます。

もちろん、サインのもらい方には好みがあるので、自分がどんなサインをもらいたいかイメージしておくと準備もしやすいです。

選手にサインをもらうために必要なもの

選手にサインをもらうために必要なものは、

  • 色紙、ボールなどの書いてもらうもの
  • マジックペン

この2つがあれば最低限問題ありません。しかし、色紙もペンもタイプやクオリティがあるのでどのようなものを準備するかによって仕上がりも全く変わってしまいます。それぞれどのようなタイプがあるか見ていきましょう。

色紙

色紙は大きく2つの種類に分かれます。

1つは、「無地」の色紙。もう1つは、「球団のロゴマーク」が入った色紙です。

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こうやって見ると、やはり球団のロゴマークが入った色紙のほうが高級感があって良い感じがします。無地の色紙は本当にシンプルな仕上がりになります。

球団のロゴが入っている色紙はキャンプ地のグッズ売り場に売っていて、1枚100円くらいで買えます。無地の色紙もキャンプ地のグッズ売り場に売っていますが、少々割高になります。

無地の色紙は、100均やドンキなどで3枚で100円くらいの金額で売っているので、事前に調達しておくことをおすすめします。キャンプ地周辺のコンビニで色紙が売っていることもあります。阪神のキャンプ地、宜野座村のコンビニには阪神グッズコーナーがあり、色紙も置いてありました。

ちなみに、沖縄キャンプに行かれる場合、国際通りにも立ち寄るかもしれませんが、国際通りにもドンキがありますが春季キャンプの時期は無地の色紙は売り切れの傾向にあるので、期待しないほうが良いかもしれません。

ボール

ボールも大きく2つの種類に分かれます。

1つは「サイン用ボール」、もう1つは「練習・試合で使う硬式ボール」です。

サイン用の無地のボール

サイン用の無地のボールにはメーカーのロゴなどが入っていないので、サインが大きく目立ちます。純粋にサインを飾りたいという方にはおすすめです。

ローリングス社の硬式ボール

メーカーのロゴが入っているボールは、ロゴがサインを邪魔してしまう場合があります。見た目は少し悪くなってしまいますね。

マジックペン

「ペンなら何でも良いだろう」と思うかもしれませんが、実はこのペンのタイプでサインの見栄えが全く異なるものに仕上がります。

こちらは大きく3つのタイプに分かれます。

  • 色紙向け太いタイプ
  • 色紙・ユニフォーム・ボール兼用細いタイプ
  • ユニフォーム・ボール兼用細いタイプ

です。簡単に言えばペンが太いか細いかで見栄えが変わります。

このように、ペンの太さで見栄えが変わってきます。また、見た目は太くてもペン先が丸型になると、実際の文字が細くなってしまいます。お好みに合わせてペンを用意しましょう。

春季キャンプで選手にサインをもらう方法【実践編】

準備が整ったところで、実際にどのようにして選手にサインをもらうのか、実践編をお伝えしていきましょう。

春季キャンプでサインをもらう方法は大きく分けて以下の3つがあります。

  1. 球団公式のサイン会に参加する
  2. 練習中の移動中にもらう
  3. 練習後の帰り道でもらう

それぞれを駆使しながら球場を回れば、複数人のサインをもらうことができるでしょう。では、どういった特徴があるか解説していきます。

球団公式のサイン会に参加する

球場に集まったファンに対して球団が公式でサイン会を行うことがあります。サイン会の開催が事前に告知されている場合もあれば、急遽セッティングされることもあります。

また、サイン会に並んだファン全員にサインを渡す球団もあれば、サイン会に参加できる権利を抽選で決定する球団もあります。

例えば、沖縄県宜野座村でキャンプを行う阪神タイガースは、週末のファンが集まりやすい日に球団公式でサイン会を行うことがあります。阪神の場合はサイン会を行うことをアナウンスで告知して午前中のうちに抽選を行いました。

サイン会に参加する選手は決まっていたものの、誰からサインをもらえるかはわからないという状態で、サイン会が開催されます。

練習中の移動中にもらう

プロ野球のキャンプではメイン球場以外にサブグラウンドやブルペン、室内練習場などがあり、選手はそれぞれのメニューによって練習場所を移動していきます。

その移動の時間を狙ってサインをもらうことができますが、各練習場所の出入り口で出待ちしてサインをもらったり、移動中に一緒に歩きながらサインをもらったりすることができます。

ただ、選手も練習中でシビアな状況もあるので、なかなか立ち止まってサインをもらうのは難しいかもしれません。特に、全体練習中は練習時間が決まっており、移動の時間も惜しいと考えるので、サインを書くために時間を使うことはできません。

もし、練習中の移動中にサインをもらうとしたら、全体練習中が終了したあとの、個別練習に移ったあとの移動中にサインをもらうと良いかもしれません。

僕の体験談で、ヤクルトのキャンプに参加した際、全体練習が終わり特守に向かう山田哲人選手に遭遇しました。当時はブレイクした年(トリプルスリーの前年)で、背番号はまだ23の時代でしたが、ヤクルトの中では人気No. 1の選手でした。

山田哲人からはなかなかサインはもらえない、と言われていましたが、勇気を出して声をかけたところ、サインに応じてくれました。僕を筆頭にその後サインを求めるファンが集まってしまったので山田選手は大変だったかもしれませんが、、、ファンとしては嬉しいひと時で、今でもその時の興奮は覚えています。

練習後の帰り道でもらう

この方法が一番サインをもらいやすいかもしれません。選手が練習終了後、ホテルに戻る時の帰り道(バスまでの道)でサインに応じてくれることが多いです。

練習が終了して、あとはホテルに戻ってゆっくり休んだりメンテナンスをするだけ(自主練するかも)という状態なら、選手もある程度は余裕を持ってサインに応じてくれます。

特に外国人選手は基本的に練習時間が短いため、全体練習が終了したらすぐにホテルに戻る傾向にありますが、日本に来てファンの人気が出ればやっぱり嬉しいのでしょう、高確率でサインに応じてくれます。

僕の体験談では、来日初年度のレアード選手にサインをもらったことがあります。今では有名な選手になりましたが、来日初年度ということでまだどんな選手かわからず、とりあえずもらっとけ、的な感じでもらった覚えがあります。

ちなみに、一緒に行動をしていた、こちらも来日初年度だったハーミッダ選手のサインももらいましたが、その後引き出しの奥で眠っています。。。

どこが狙い目か、当たりをつける

練習終了後はサインをもらえるチャンスがもっとも高いと言えますが、選手がどこから帰るのか、あたりをつけて出待ちしておかなければいけません。

例えば、日ハムが沖縄の名護でキャンプを行っていたとき、選手が基本的に帰る道が決まっており、そこにはファンの長蛇の列ができていました。

ファンサービスに応じてくれる選手は百人を超えるファンにしっかりとサインを書いて帰っていました。栗山監督、当時投手コーチだった黒木コーチなどの首脳陣もサインに応じてくれます。

ベテラン選手や人気の若手選手もサインに応じてくれて、日ハムのファンサービスは良いなという印象を受けました。

春季キャンプでサインをもらうコツ

サインをもらう方法として上記の3つを挙げましたが、その場所に居てもサインをもらうことはできません。サインをもらう方法にもコツがあるのです。

自分が先陣を切って声をかける

ファンが出待ちをしていても、選手から「サインを書きましょうか?」と寄ってくることはありませんので、誰かが「サインください」と発言をしなければいけません。選手が近くを通っても「練習中だし、、、」と思い、気を使ってなかなか声をかけられないこともあります。

ですが、声をかけると意外にも気さくにサインに応じてくれる選手もいるので、やってみないとわからないなぁという印象です。

断られることを恐れずに、先陣を切って声をかけてみてください。

周りに便乗する

自分から声をかけられないというシャイの方は、誰かが声をかけたところに便乗してしれっと順番待ちをしてください。

選手もひとりに声をかけられても、その人だけにサインをするというよりも数人にサインをしてから練習に戻る傾向があるので、便乗してもらうことができます。

たくさんサインを持っている人についていく

たくさんサインを持っている人は、選手がどのポイントでサインをしてくれるかを知っている人です。つまり、その人の近くにいればサインをもらえる確率も高くなるということが言えます。

キャンプ初心者はやはり一般的な出入り口や帰り道しかポイントがわかりませんが、キャンプに慣れている人は裏口や選手がゆっくり通るところを知っていることがあります。

ベテランファンのおばちゃんと仲良くなる

プロ野球が大好きなベテランファンのおばちゃんもたくさんいます。おばちゃんらしさを前面に出してとにかくサインをもらっている人が多いですが、中にはもらったはいいけどそこまで好きな選手ではない人のサインも持っていたりします。

そこで、おばちゃんと仲良くなって、おばちゃんがいらないサインを貰おうという作戦もサインを気とするコツです。

選手から直接サインをもらうのが醍醐味と言えばそれまでですが、サインはサインです。オークションで購入することを考えると、おばちゃんのご厚意に甘えてもらっちゃいましょう!

実は狙い目の2軍キャンプ

キャンプをやっているのは1軍の選手だけではなく、もちろん2軍の選手もやっていますが、1軍キャンプ地とは別の球場で練習をしています。多くのファンは1軍のキャンプ地で主力選手の練習を見に行くので、2軍キャンプ地には、あまり多くのファンは集まりません。ファンが少ないということは、選手もファンサービスをしやすいと言うことです。

そして、2軍のキャンプだからと言ってあなどれないのは、キャンプでは1軍の主力級の選手やベテランの選手は自分のペースで調整をするために2軍で練習をしていることもあります。また、怪我をしていて2軍で調整している主力級の選手もいます。

そのような選手からは、1軍キャンプではどうしてもサインを貰えるチャンスは限られますが、2軍キャンプになればチャンスはグンと高まるので、かなりおすすめです。

ちなみに、ベイスターズの2軍キャンプでは2018年新人王の東投手が怪我で調整をしており、サインを貰うことができました。東投手が1軍のときにはサインを貰えなかったので、この経験から、やはり2軍は穴場だと思いました。

【おまけ】コーチ、OB、解説者からもサインをもらおう!

プロ野球のキャンプでサインをもらえるのは選手だけではありません。監督、コーチなどの首脳陣やOB、解説者などのサインももらうことができます。

首脳陣も忙しいことには変わりはありませんが、選手よりは余裕もあってサインに応じてくれやすいです。現役時代を知っているコーチからサインをもらうのは嬉しいものです。

また、取材に来ている解説者からサインをもらうこともできます。阪神の取材に来ていた赤星さんはファンと会話をしながら丁寧にサインに応じていました。視察に来ていたヤクルトの小川淳司さんとはトイレで一緒になり(笑)、サインをもらうことができました。

よくよく見ればスタンドにプロ野球のOBがいることが多いので、選手だけではなくいろいろな方のサインをもらってみてはいかがでしょうか。

プロ野球のキャンプでサインをもらう?練習を見る?

プロ野球のキャンプでは選手からサインをもらうことができます。うまくいけば何十枚ものサインをもらうことができるので、サインが欲しい人は頑張ってみてください。

しかし、サイン欲しさに選手の出待ちをしている場所からは練習をみれるとは限りません。サインをもらうために、練習そっちのけでひたすら待ち続けてサインがもらえると思った方が良いです。

ファンとしては練習もしっかりとみて、選手の仕上がりをチェックしておきたいところです。シーズン中には見れない細かい練習や選手の姿を見ることもキャンプの醍醐味です。

サインをもらうか、練習を見るか。

悩むところではありますが、両方とも楽しめるような日程を組んでみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

高校野球を最後に選手としては草野球程度しかプレーしなくなったものの、野球に対する熱はいつまでも燃え続け、年間100試合以上観戦した年も。座右の銘は「野球を人生の友とせよ」

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