近年、野球中継が地上波で放送されなくなってきて、野球ファンにとっては寂しい時代になってしまいましたが、その代わりに、最近はスマホやタブレットなどで野球中継が観れるネット配信サービスが充実してきました。
野球中継はライブでリアルタイムの試合を観たいものですが、これまでのネット配信サービスでは接続が遅くてタイムラグが出てしまったり、途切れ途切れになってしまいストレスが溜まっていた方も多いと思います。
しかし、近年はネット配信も進化しており、ライブ中継でもスムーズに見ることができるようになったり、より多くの球団の主催試合が配信されるようになったりと、野球中継の配信環境もかなり良い方向に改善されてきています。
野球中継のネット配信サービスの選び方は、とにもかくにもコスパ重視!自分が見たい野球中継をもっともコスパ良く見れるのはどのサービスなのか選んでいきましょう。
今回は、野球中継がネット配信されるサービスを比較して、オススメのサービスをランキング形式で紹介します。
まずは、野球中継のネット配信サービスランキングを発表!
サービス名 |
中継される球団 |
一般料金(月額、税抜き) |
---|---|---|
DAZN(ダゾーン) |
10球団 |
1750円 |
スカパー! |
全12球団 |
4075円 |
RAKUTEN |
パリーグ6球団 |
690円 |
パリーグTV |
パリーグ6球団 |
950円 |
AbemaTV |
ベイスターズのみ |
無料 |
Hulu(フールー) |
巨人のみ |
1007円 |
フジテレビONEsmart |
ヤクルトのみ |
1000円 |
DAZN(ダゾーン)
DAZN(ダゾーン)は「スポーツの新しい本拠地」をコンセプトにした多ジャンルのスポーツのライブ中継を見れるサービスです。プロ野球に関しては、ヤクルト、中日以外の10球団が主催するオープン戦と公式戦をライブ配信します。
2019年からは巨人の主催試合も中継されることになり、セリーグの人気球団はカバーされることになりました。各地にいる巨人ファンにとっても嬉しい追加です。
価格は通常価格が、月額1,750円と手頃な金額になっています。また、ドコモユーザーなら月額980円で利用できるということもあり、かなりコスパが良いです。野球ファンなら、ドコモに乗り換えてDAZNを契約してしまうくらい、お得な内容です。
球場に観戦に行けば、チケットが外野席で2,000円程度だとすれば、DAZNなら1試合球場に観戦に行くくらいの値段で1ヶ月見放題です。もし、毎日野球中継を見なかったとしても週末に1試合ずつみて月に4試合分見るだけでも、かなりお得に野球中継を見ることができます!
また、DAZNは最大4ヶ月間使える一時停止機能があり、一時停止期間中はもちろん利用料金も発生しません!プロ野球のシーズンは3月下旬〜11月下旬頃までですが、オフシーズンの約4ヶ月間は試合を見ないので、その間はお金を払わなくても大丈夫ということです。これは、プロ野球ファンのことを良くわかっている素晴らしい機能だと思いました。
さらに、DAZNはメジャーリーグ中継も充実しており、日本人選手が所属する球団の試合を1日最大4試合中継し、大谷翔平所属のエンゼルスの主催試合は毎試合中継するようです。この後紹介するスカパー!ではメジャーリーグの試合は1日1試合の中継なので比較してもかなりお得です。
デメリットはヤクルトと中日の主催試合が配信されないということです。両チームのファンにとっては致命的なデメリットになります。
配信される球団
10球団(ヤクルト、中日以外)
視聴可能環境、視聴可能デバイス
- PC
- スマホ
- TV
その他配信ジャンル
- サッカー(Jリーグ、欧州サッカー)
- テニス
- バスケットボール
- NFL など
キャンペーン
ドコモユーザー以外の方でも、1ヶ月間無料でお試しができます。お試し期間で利用しないと感じたら解約もできるのでご安心ください。
スカパー!プロ野球セット
スカパー!プロ野球セットの最大の特徴は全球団の全ての試合を見ることができるという点です。数あるネット配信サービスの中でも全球団を網羅しているのはスカパーだけでしょう。配信される球団を気にせずにプロ野球を満喫したいという方にオススメです。
その代わり、価格は通常価格で3,685円とDAZNに比べると少々お高めなのと、あまり情報が出ていませんがスカパー基本料が390円別途かかるので、合計で月額4075円になります。
単に野球中継だけ見ることができれば良いという方には高めの金額ですが、スカパー!プロ野球セットはJ-SPORTSや日テレG+、GAORAなどのチャンネルを組み合わせての契約になるので、野球中継以外のプロ野球ニュースなどの番組も見ることができます。
金額的なデメリットが気にならなくて、配信される球団を気にせず全球団の試合を見たいという方にはオススメです。
配信される球団
- 全12球団
視聴可能環境、視聴可能デバイス
- TV
- PC
- スマホ
スカパー!はCS放送なので、そもそもCS放送が映らない環境の方は利用できません。まずはご自宅のTVがCS放送を受信する環境かどうか確認が必要です。
スカパー!の契約ができればスカパー!オンデマンドを使ってPC、スマホ、タブレットでも野球中継を見ることができます。
その他配信ジャンル
構成チャンネルが配信する番組は全て見ることができます。
キャンペーン
いろいろ
RAKUTEN パリーグ Speial
パリーグの全球団の主催試合が見れるサービスで、月額690円できるのでパリーグファンにとってはかなりお得に野球中継が見れるサービスです。2019年3月28日までのお申し込みで年間プランが2019円引きになるキャンペーンをやっているので、このキャンペーン中に申し込みをすれば月額あたり約290円でパリーグの試合が見放題になります。
キャンペーン期間に申し込めば、球場でサワーを買うよりも安く野球中継を見ることができます。たとえキャンペーンを逃したとしても年間プランで申し込めば月額約460円(年間5500円)で利用することができるのはかなりお得でしょう。パリーグファンにはデメリットがないサービスです。
>> RAKUTEN パリーグ Specialの公式サイトをみる
配信される球団
- パリーグ全球団
楽天の配信サービスなので楽天イーグルス主催試合のみの配信だと思われがちですが、パリーグ全球団の主催試合が配信されます。
視聴可能環境、視聴可能デバイス
- PC
- スマホ
- タブレット
- TV
- ゲーム機
その他配信ジャンル
キャンプ中継や独占映像の他に、週間パリーグというパリーグ特化の番組が配信されます。
キャンペーン
2019年3月28日まで、年間プランが2019円オフになるクーポンがもらえます。このクーポンを使えば年間の利用料は3481円になるので、1ヶ月あたり約290円でパリーグ全試合が見放題になります。パリーグの試合だけ見れればそれで良いという方はダントツでおすすめです。
>> RAKUTEN パリーグ Specialの公式サイトをみる
パリーグTV
パリーグTVはパシフィックリーグマーケティングという、パリーグ全球団のウェブマーケティングを担っている会社が配信しているサービスで、パリーグの全試合が配信されます。また、あらゆる切り口でまとめた動画が人気で、Facebookで流れてくる動画を観てパリーグTVを知ったという方も多いのではないでしょうか。
パリーグTVの利用料は、通常価格1450円で、パリーグのファンクラブに入っていれば月額950円とのことですが、パリーグ特化のネット配信サービスで比較すると楽天TVの方が断然にお得です。また、1DAYチケットという1日だけ利用できるチケットがありますが金額は600円なので、試しに1日だけ使ってみようという方が試されると良いと思いますが、決してコスパは良いとは言い難いです。
パリーグの試合を配信するサービスがここしか無い頃は重宝されましたが、今や楽天TVに乗り換える人も多いと思います。オススメ度もかなり低いです。
視聴可能環境、視聴可能デバイス
- PC
- スマホ
- タブレット
その他配信ジャンル
- イニング動画
- ヒーローインタビュー
- 特集動画
キャンペーン
特になし
AbemaTV
AbemaTVはサイバーエージェントが提供している動画配信サービスで、完全に無料で利用できるところが最大の特徴です。ただし、プロ野球に関しては横浜DeNAベイスターズの主催試合のみの配信なので、プロ野球中継は充実しているとは言い難いです。
AbemaTVは一般的なテレビ局とは違ってネット配信ならではのユルさを生かして、実況者が筒香選手の応援歌の歌ったり、野球とは関係のないプライベートの話をしたり、普段と違った野球中継を楽しめます。
中でも、2018年シーズンには野球ゲームのパワプロ風野球中継を行い、ネットでは話題になりました。ベイスターズ戦しか配信はされませんが、完全無料なので試しに利用してみてはいかがでしょうか。
視聴可能環境、視聴可能デバイス
PC、スマホ(アプリ)
その他配信ジャンル
- ドラマ
- アニメ
- 囲碁
- 将棋
- 麻雀
- 相撲
など多ジャンルを配信しています。
キャンペーン
- 特になし
Hulu(フールー)
Hulu(フールー)は映画やドラマのネット配信サービスとして有名で、野球中継は巨人の主催試合のみの配信なので野球を見たい方にはあまりオススメではありません。DAZNが巨人主催試合を配信していなかった頃は併用してHuluも使われていたようですが、DAZNも2019年シーズンから巨人主催試合を配信するようになったので併用の必要がなくなりました。
ドラマ、映画が観れるということでお得という評価もあるようですが、野球中継に限ると正直お得さはありません。
視聴可能環境、視聴可能デバイス
その他配信ジャンル
- 映画(国内外)
- ドラマ(国内外)
キャンペーン
- 2週間無料
フジテレビONEsmart
ヤクルトスワローズの主催試合を全試合生中継する配信サービスですが、プロ野球の配信はヤクルトの主催試合のみなので、決して充実していません。しかし、ヤクルト主催試合を配信しているのはスカパー!とフジテレビONEsmartのみ。DAZNがヤクルト主催試合を配信しないので、ヤクルトファンにはちょうど良いサービスでしょう。
利用料は月額1000円と、1球団のみにしてはお高めですが、神宮球場の外野自由席で観戦をすれば1800円程度かかるので、月に1試合でも中継を見れば一応もとは取れるくらいの金額です。
視聴可能環境、視聴可能デバイス
- PC
- スマホ
- タブレット
その他配信ジャンル
- ドラマ
- バラエティ
- アニメ
- 競馬などのスポーツ など
キャンペーン
- 特になし
野球中継をネットで無料で見る3つの方法
地上波とは違って、ネット配信は少なからずお金がかかってしまうので抵抗があるという方も多いと思いますが、野球中継をネットで無料で見る方法が3つありますので紹介します。
海外の視聴サイトを利用する
海外サイトで、日本の野球中継が配信されているサイトがいくつかあるので、それらのサイトを使って無料で視聴することができます。
海外サイトということで使い方に慣れるまで大変ということと、もちろん英語サイトなので、不意に広告などが出てきたときに何が起きるかわからないという不安があります。
英語が得意という方や、海外サイトでも気にしないで使えるという方はぜひご利用していただくと良いと思いますが、慣れない方は不安な方は利用しない方が無難です。
ちなみに、僕自身も使ってみましたが、見たい試合をクリックしているのになぜか違う試合が中継されていたり、プロ野球だと思ってクリックしたのにテニスの中継が流れたり、ストレスポイントは多い印象です。無料で見る方法としてご紹介しますが、オススメはしません。
日本の配信サービスの無料期間(キャンペーン)を使う
ランキングでも紹介した、DAZNやスカパー!などでは、無料お試し期間が用意されています。無料期間はそれぞれのサービスによって異なりますが、数週間〜1ヶ月程度は無料で見ることができます。
無料期間が過ぎれば、通常の料金がかかってしまいますが、どんな感じで配信されるのか試して見るためにも無料期間を使って野球中継を観てみるのも良いでしょう。
ただし、無料期間が過ぎれば自動的に課金が始まってしまうので、いつまで無料で見れるのかだけはしっかりと把握しておくようにしましょう。完全に無料でいつまでも見れるという訳にはいかないようです。
各サービスの無料期間
サービス名 | DAZN | スカパー! | Hulu |
---|---|---|---|
期間 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 2週間 |
配信内容 | 10球団の主催試合 | 全試合 | 巨人戦のみ |
AbemaTVで横浜DeNAベイスターズ主催試合を完全無料で観る
日本のサイトで安心して野球中継を完全無料で見れるのはAbemaTVのみではないでしょうか?AbemaTVはベイスターズの主催試合のみの配信ですが、2019年は約70試合の放送が予定されています。
AbemaTVはアメブロやアメーバで有名なサイバーエージェントが配信しているサービスで、動画の画質も良く快適に視聴することができます。また、AbemaTVでは地上波とは違ったネット配信ならではの中継が人気を集めています。
例えば、ゲームのパワプロ風に画面表示がされたり、解説者がゆるい雰囲気で話をしていたり、ゆるっと野球中継を楽しみたいという方にはとてもオススメです。
ベイスターズファンで、ベイスターズの主催試合以外は見なくても良いという方AbemaTVのみで十分ですが、ベイスターズファン以外の方でも無料で見ることができるので、独特の野球中継をぜひ楽しんで見てください。
サービスの利用にはお金がかかるもの、と思った方が良いでしょう
無料で野球中継をみたいという方も多いと思いますが、サービスを利用するためにはお金がかかると思った方が無難でしょう。無料でという考え方ではなく、コスパを良く野球中継を見るという視点で利用すれば料金の支払いに納得もできるはずです。
例えば、1試合球場で観戦すればチケット代だけでも2,000円かかるとしたら、それ以下で1ヶ月野球中継が見放題なら、1試合あたりの視聴料金は数百円になりかなりお得になります。
比較すると、スカパー!の方が少し贅沢ですね。
契約しても途中で見なくなるかも?不要になったらすぐに解約できます
動画配信サービスや音楽配信サービスで月額課金のサービスが増えてきましたが、これらの月額課金サービスを利用する際にいつも思うのが、「最初はいいけど、もし途中で見なくなったらもったいないなぁ」ということです。
特に、野球は年間通して試合が行われるのではなく、秋・冬はオフシーズンで野球中継がありません。野球中継が無い期間もお金を払うのはもったいないなぁと思って、契約をためらう方も多いことでしょう。
しかし、どのサービス基本的には不要になれば、すぐに解約ができるようになってるので安心してください。
DAZNなら最大4ヶ月一時停止できる!
そんな中でDAZNは、利用しない期間は一時停止の設定ができる機能があります。再びの利用開始日を設定すれば、最大4ヶ月一時停止できます。もちろん停止期間は料金の支払いはしなくて大丈夫です。
プロ野球のオフシーズンは、大体11月下旬から3月下旬までの4ヶ月間なので、DAZNならオフシーズンは無駄な料金を払うことなく利用することができるので、安心して利用することができるでしょう。
「やきゅとも!」イチ押しの野球中継ネット配信サービス
コスパ最強!手軽に野球中継を楽しめる「DAZN」
DAZNは全10球団の主催試合を見ることができて、月額1750円で利用できるのでコスパは最高です!日本のプロ野球だけではなくメジャーリーグやその他スポーツも視聴できるのも魅力。面倒な手続きも少なく、オフシーズンの利用しない期間は一時停止できるので安心してりようできます!
配信状況を気にせず全球団を楽しみたいなら「スカパー!」
スカパー!はネット配信サービスで唯一の全球団主催試合を配信しているサービスです。その分、月額 円と高めですが気にせず野球中継を楽しみたいという方にはオススメ。CS放送メインですが、スカパーオンデマンドを使えばPC、スマホ、タブレットどれでも野球中継を見ることができます!
パリーグだけ見れれば良い!「RAKUTEN パリーグ Special」
RAKUTEN TVはパリーグだけの配信サービスですが、その分月額690円とかなり安く利用することができます。セリーグには興味がないというパリーグファンにはイチ押しです。楽天ポイントも溜まるので楽天市場でお買い物をされる方にも嬉しいサービスです。
>> RAKUTEN パリーグ Specialの公式サイトをみる
動画配信サービス選びに困っているセリーグファンの方へ「セリーグの野球中継をネット配信しているサービス一覧とオススメランキング」こちらの記事を参考にサービスを検討してみてください。